約350年前、備中松山藩による干拓事業によって産まれた街 玉島。
回船問屋の立ち並ぶ新町通りに対し、北前船の寄港地であった
玉島港で荷揚げされた産物を近隣の小売店等へ卸売りする
仲買人が店を構えた町、仲買町。
明治四年(1871年)その歴史ある仲買町の一角に、
初代白神仲次郎が屋号「むろや」として紙の卸問屋を創業。
創業当時から現在に至るまで、六代に渡って和紙・洋紙・紙製品・表具材料の
取扱いを続けています。
当初は仲買町で卸売り専門の店として商いを営んでおり、
現在では卸売を続けると共に、小ロット販売や小売販売にも対応しております。
また、表具材料においては、趣味で表装をする一般の方にも対応し、
公民館等のカルチャー教室への表具材料の販売を行っております。
同時に、昭和58年より「表具材料展示会」を開催しております。
全国各地の表具材料業者より、額縁や掛軸などの表装材料などが集い、
プロの表具職人様をはじめ愛好家の方々に御来場頂いております。
その他、家庭紙、印刷用紙、書画用紙、包装用資材、図画工作用紙等、
トイレットペーパーから手漉き和紙まで、ご希望の商品をお探しいたします。
業務用の卸売りはもちろん、小ロット販売や一般小売等、
お気軽にお立寄りお問い合せ下さいませ。
近年は、同じ仲買町の玉島味噌醤油さん、菊池酒造さんの工場見学に合わせて、
創業当時から使用している三つの土蔵を、見学して頂いております。(要予約)
お土産として人気の友禅和紙や、和風小物等の販売も行っており、
見学と共に楽しんでいただいております。
日本には、伝統のある「和の文化」が存在します。
無形文化遺産に認定された「和紙」を通じて日本の伝統文化をお伝えします。